骨格筋電気刺激装置「G-TES」がバージョンアップして新発売

できなかったリハビリを可能にする

骨格筋電気刺激装置「G-TES」がバージョンアップして新発売

～下肢全ての筋肉を動かし運動代用を行う～

株式会社ホーマーイオン研究所

2024 年 1 月 10 日

　低周波治療器などを開発・販売する医療機器メーカーの株式会社ホーマーイオン研究所（本社：東京都渋谷区／代表取締役社長：秋本裕正）は、ベルト電極で下肢全ての筋肉を動かし運動代用を行う、骨格筋電気刺激装置「G-TES」の最新版「G-TES2000」を2024年5月7日（火）に発売します。

疼痛緩和や筋力の維持向上、多様化するリハビリに対応

　従来機種「G-TES1100」をさらに使いやすく、「G-TES2000」にバージョンアップしました。

「G-TES」はベルト電極に水分を含ませ患者の下肢に巻いて使用します。「G-TES2000」では、カートにヒーター機能を搭載し、カート内でベルト電極やボトルを温め、冬場でも快適に使用することができるようになりました。

また、新たな機能として『クイック通電』『メンテナンス機能』を搭載。

『クイック通電』は、左右２本のベルト電極のみで行えるモードで、腰電極の装着が困難な患者様への使用や、展示会や説明会時の簡易デモを行う際の簡易機能として利用できます。

『メンテナンス機能』は、ベルト電極・パッド導子の通電（断線）や消耗度合いがチェックできます。画面のガイドに併せて実施するだけで、メンテナンスが必要な箇所を簡単に確認いただけます。この他、ベルト電極や電極シートの素材を変更し、より肌に密着することで通電効率が良くなっています。

骨格筋電気刺激装置「G-TES」は

　当社オリジナル製品の骨格筋電気刺激装置「G-TES」（ジーテス）は、『B-SES』（ビーセス）※という治療法を搭載した運動代用機器です。

※B-SES：Belt electrode-Skeletal muscle Electrical Stimulation（＝ベルト電極式骨格筋電気刺激法）

　ベルト電極を使用して広範囲の筋肉を動かし、目的に応じて筋力トレーニングや有酸素運動を行い、症例に合わせた運動を安全に実施することができます。運動弱者に対して、できなかったリハビリを可能にします。

また、パッド導子を使用することで従来の疼痛緩和治療も行える、多面的な使用方法のある機器です。

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「運動できない」「運動しない」人ほど運動が必要

　加齢や運動習慣が無いことや、整形外科疾患や呼吸循環器障害などの疾患により運動を行えないと廃用性筋萎縮を引き起こすことがあります。運動弱者は運動が行えないことにより、筋力が低下し、原疾患が悪化して疼痛が起きたり、運動することが苦しくなり、運動の意欲も低下します。更にそのことが運動量を低下させ悪循環を繰り返してしまいます。

下肢全ての筋肉を動かし運動代用を行うB-SES

　B-SESとは「随意運動を代用する」治療法です。内側すべてを電極にしたベルト状の電極を腰・膝上・⾜⾸に巻き付け、筒状に電気を流すことで、下肢全ての筋⾁を収縮させます。広範囲の筋肉を一気に動かし、筋力トレーニングや有酸素運動を行い、随意運動を代用することができます。また、電極の面積が広く、皮膚の接触面積が大きくなり、電流密度が下がり、また特殊な出力波形を採用しているので、電気刺激特有の痛みを感じません。皮膚の痛みを感じず、高強度での筋収縮が行えます。⻑期⼊院等による筋⼒の衰えを防ぐため、リハビリ期間の短縮や早期離床にもつながり、医療施設と患者両⾯の負担の軽減も期待されています。