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獨協医科大学日光医療センター

2018年1月取材【アーカイブ配信】

ー安先生の循環器診療及び心臓リハビリテーションに対する考え
 ここは日光医療センターといい、栃木県の県西部で地域医療に貢献している病院です。この地域に根差した循環器診療を行うという意味で、急性期医療はもちろんですが、慢性期医療、特にリハビリに当センターは非常に力を注いでいます。
 リハビリといいますと、失った機能を回復する訓練が主なのですが、心臓リハビリに関しましては、失った機能を回復するというのが半分、もう半分は二次予防と申しまして、2回目の心臓発作を起こさないようにするための教育プログラムを提供するということになります。そういった意味では、リハビリは僕らにとっては、とても重要な戦略ということになるかと思います。

ー田村先生の心臓リハビリテーションに対する考え
 1点目は、心疾患になられた方が再度心疾患にならないようにするという予防的な観点です。その「心疾患にならないようにする」ということだけではなく、その方がしっかり役割を持って元通りのお仕事を行えたり、趣味活動が行えるというような視点まで含めています。
 2点目は、リハビリ全体にいえることですが、非常に高齢化が進んでおりますので、入院された方々はあっという間に足腰が弱ってしまいます。①廃用症候群を予防するために、心臓リハビリを早期に介入する。②廃用症候群になってしまった方に対しても、早期に介入していくことで廃用症候群の回復を早める。この2点が心臓リハビリの目的です。そこには認知症予防の要素や転倒予防の要素など、単に運動耐容能を上げるということだけではなく、運動機能とか認知機能も含めた心臓リハビリが我々に求められていると感じています。

まだまだお話は続きます。続きは動画をご覧ください。

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