良質な睡眠を得るためには、ぐっすり眠ることはもちろん、睡眠の質を高める必要があります。
ハーバード大学の研究によると、質の悪い睡眠は次のようなデメリットをもたらすようです。
・判断力の低下
・気分が悪くなる
・肥満
・糖尿病
・心疾患
・メンタルヘルス
ただぐっすり眠ることが良質な睡眠になるわけではありません。科学的な根拠がある確かな方法を実践することが重要になります。
この記事ではおすすめのぐっすり眠る方法を7つ厳選して紹介していきます。
ぐっすり眠るためには、まず十分な睡眠を確保しなければなりません。その上で重要になるのが、早めに就寝するよう習慣を身に付けることです。
少しでも早く眠る意識を持ち、就寝時間を守るように心がければ8時間睡眠ができるようになります。
とはいえ、毎日の睡眠時間に差があることは健康に良くないと言われています。研究者は毎日同じ時間に寝て、同じ時間に起きることを提唱していることから、就寝時間はとても重要と言えます。
なお、毎日同じ就寝時間を確保することで体内時計が規則正しくなり、睡眠の質が良くなります。
就寝前のルーティンをつくることも、ぐっすり眠る方法のひとつです。
ぐっすり眠るためには心が落ち着く、もしくはリラックスさせることがベスト。
・本を数ページだけ読む
・日記を書く
・アロマを楽しむ
・少しだけ瞑想をする
これらの行為は簡単にできるだけでなく、ストレスホルモンとして有名な「コルチゾール」を減少させ、リラックスさせる効果を持っています。
結果としてぐっすり眠ることができるので、就寝前にあなたなりのルーティンをつくるといいでしょう。
まったく寝つけず時計ばかりを気にするなんて人は少なくないかもしれません。
「今から寝たら何時間寝られる」
「もうこんな時間だからすぐ寝ないと」
このように時計を気にして計算し始めると、ストレスを受けてぐっすり眠ることができません。
もし眠れず夜中に目が冴えた状態に置かれたなら、ベッドから出て薄暗い明かりの中でリラックスすると効果的です(ストレッチをするなど)。
身体が睡眠のステップに移りやすいおすすめの方法が「定期的な運動」です。
私たち人間は身体的なエネルギーを使い切ると、自然と眠気がやってきてぐっすり眠ることができるようになっています。
ところが普段から運動不足でエネルギーが有り余っている状態だと、不眠の原因になりかねません。
何も激しい運動をする必要はなく、1日好きな時間に30分以上、じんわり汗をかく程度にウォーキングやジョギングなどを行えばOKです。
テレビ、パソコン、スマートフォンのスクリーンが放つ「ブルーライト」は不眠の原因になります。
ブルーライトは数多くの不眠における研究にて、睡眠パターンを乱れさせる深刻な原因だと証明されています。
つまり、夜遅くまでテレビを見る行為や、ついつい就寝前にスマートフォンでSNSをチェックしたり、動画共有サイトを見る行為は、睡眠の質を大きく低下させます。
ブルーライトをはじめとする光は、規則正しい睡眠サイクルを妨害します。よって就寝前のテレビ、スマートフォンの使用はやめましょう。
普段から寝付きが悪いという人は、毎日カフェインとアルコールをとる習慣こそが原因かもしれません。
言うなればカフェインもアルコールも刺激物の一種なので、日々摂取していると睡眠の質が低下します。
また、摂取する時間も重要で就寝前の3時間以降は摂取しないよう心がけることが大切です。
ぐっすりと眠るために最適な食べ物をとることも大切です。
研究によると、次の食品は体内時計を維持する作用が期待できると証明されています。
1)乳製品(カルシウム)
2)クルミ(トリプトファン)
3)アーモンド(マグネシウム)
4)さくらんぼ(メラトニン)
5)魚(ビタミンB6)
6)カモミールティー(グリシン生成)
普段の食生活の中にこれらを取り入れて、栄養バランスのいい食生活を心がけましょう。
ぐっすり眠る方法を実践しても寝られない場合は、睡眠障害を抱えている可能性があります。
この場合、自己解決することが不可能なので、医師に相談して治療法を見出しましょう。
睡眠の質を維持することは健康を維持することでもあります。問題を解消するためにも、早急に医師から治療を受けてください。